GINZA 221 -discothèque-
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大人の遊び心を満たす非日常空間

場所は日本を代表する繁華街、銀座の並木通り。クラブが並ぶ廊下の突き当たりに、この部屋はある。「ディスコ」の語源となったのはフランス語の「ディスコテーク(discothèque)」であり、マルセイユの方言で「レコード置き場」という意味を持つ。そこで、今回はクライアント自身の「遊び場」をつくるため、クライアントの好きなものと人を集めたライブラリー空間をデザインした。突き当たりの壁は、クライアントの携帯でのみ開閉可能な壁となり、一歩中に足を踏み入れるとお酒の瓶が照明器具となり空間を照らしている。また、カウンターは1000年ものの屋久杉を使用し、ゆったりとしたソファーで酒を楽しめる場所となっている。そこから奥は、カラオケルームとなっていて、光と音で非日常空間を楽しむことができる。足下からはスモークが立ち上り、そこに赤外線が無限に反射することで、非日常のカラオケ空間の演出に一役買っている。私はここで、大人の遊び心を満たしてほしいと思う。

GINZA 221 -discothèque-

・所在地:東京都中央区銀座
・オープン:2023年5月19日
・床面積:45.28㎡
・撮影:宮本啓介
Designer:

吉田昌弘 KAMITOPEN ○プロフィールへ