清喜

食材を囲み調理風景を間近に感じるビッグテーブル

 

駅から徒歩10分のバス通りに面した場所に、こだわり抜いたステーキと小料理が味わえる1枚の大きな卓だけのレストランをデザインしました。コンセプトは客席と厨房の境界を見えなくし、厨房で食事しているような体験を生み出す飲食店です。料理に使う食材から調理器具と食事するための食器類が同じ卓上にずらりと並び、囲んで座った時の一体感と、目の前で様々な食材が丁寧に料理されるライブ感を同時に楽しめる新しいスタイルを提案しました。シェフの息遣いまで聞こえてきそうな距離感は、料理だけでなく、プロフェッショナルな立ち振る舞いも楽しめる空間となっています。屋台文化が根付く福岡らしいスタイルを生み出したく、チェレンジしたプロジェクトです。(藤原宗太郎/STUDIO TAN

 

「清喜」
所在地:福岡県福岡市中央区平尾1-10-20 1階
設計:STUDIO TAN 藤原宗太郎
床面積:34.87㎡
客席数:9席
Photo:Yosuke Harigane

 

【内外装仕様データ】
床:乾式下地フロアタイル貼り(サンゲツ
壁:PB下地保護塗装(セラミフレッシュIN/エスケー化研) 一部タイル貼り(名古屋モザイク工業
天井:既存コンクリート 水性コンクリートステイン塗料
家具・什器:大テーブル/木下地フローリング貼り塗装仕上(オスモカラー/オスモ&エーデル

 

藤原宗太郎/STUDIO TAN
1983 年長崎生まれ。2009 年明治大学大学院 理工学部建築学科 青井哲人研 修士課程 修了。坂茂建築設計にて大分県立美術館、山梨の別荘やコンペなどに携わり、2013 年STUDIO TAN を設立。福岡を拠点に全国で建築、ランドスケープ、インテリア、プロダクトなどを手掛ける。

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