緒方慎一郎「喰譜−味覚のデザイン」展

4月2日（日）まで、デザイナー・緒方慎一郎氏（SIMPLICITY代表）が、東京大学総合研究博物館（IMT）とともに、特別展示「喰譜−味覚のデザイン」を開催中。本展は、2016年春に緒方氏とIMTが刊行した『喰譜ーJiki-fuー』（東京大学出版会発行）から派生したもの。日本各地の伝統と、自身のデザイン理念をもとに「食」に取り組んできた緒方氏が、今一度「食」という原始的な行いを捉え直し、料理のみならず器や環境を自らデザインすることで、和食の新しい美学を提言する。会場では、『喰譜ーJiki-fuー』で表現したフードデザインの仕事を、美しい大型写真プリントへ転換し、「フード＆サイエンス」の新しい試みとして展示する。