GATARI(東京・中央区)と乃村工藝社が共同で開発を行う、音声MRサービス「oto rea(オトリア)」によるデジタル空間のプロデュース事業が、今夏より本展開する。
「oto rea」とは、GATARI社が開発するMixed Reality(MR)*注1のプラットフォーム「Auris(オーリス)」*注2を活用し、施設に物理的な施工を加えずにリアルとデジタルを融合させた鑑賞体験を提供、空間付加価値を向上させるというサービス。
今回の共同研究を通して、乃村工藝社の空間設計から演出・体験企画に至る知見と、GATARIの音響や「デジタルツイン」*注3、「ARcloud」*注4 の技術を用いた体験設計の知見を組み合わせることで、文化観光施設の付加価値向上に寄与していくという。
将来的には、照明やディスプレイといった施設側の既存設備とも連携した体験設計を見据え、さらなる協業にも取り組む計画だという。
*注1Mixed Reality(MR):リアルとデジタルの空間がシームレスに融合(ミックス)し、リアルなモノとバーチャルな情報を等価に表示・操作することができる状態のこと。
*注2Auris:空間のスキャンから編集(トリガーとアクションの配置)、クラウドへの保存、マルチプレイヤーでの復元・体験までを、スマートフォンのアプリ上、ワンストップでの実現を可能にする世界初のMRプラットフォーム。
http://auris-ar.com
*注3デジタルツイン:物理世界を同スケールでデジタル空間に再現した3Dデータのこと。
*注4ARcloud:現実空間のスキャンデータを活用し、さまざまなデジタルデータをリアル空間上に保存・共有することを可能にする技術。
GATARI
https://gatari.co.jp
乃村工藝社
https://www.nomlab.jp