長野県塩尻市奈良井に、複合施設「歳吉屋(トシヨシヤ)」「上原屋(ウエハラヤ)」がオープンした。これは、文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている中山道の宿場町・奈良井宿にある約200年前の建造物を改修したプロジェクトで、ホテル、レストラン、バー、酒蔵、温浴施設、ギャラリーという6つ業態で構成されている。8月4日にホテルとレストラン、温浴施設が先行オープン。その他施設は今秋オープン予定。
事業主体は、塩尻市森林公社と、同公社と竹中工務店が出資するソルトターミナル。宿泊施設やレストランなどの運営は、47PLANNINGが設立した新会社・奈良井まちやどが手掛ける。設計は、ツバメアーキテクツ一級建築事務所と竹中工務店。
複数の古民家を活用し、建築物の営みや歴史が継承された空間や、地域独自の文化資源を生かしたサービスを提供することで、奈良井宿ならではの価値が体感できる施設を目指すという。
「歳吉屋」
所在地:長野県塩尻市奈良井551
オープン:8月4日(水) *一部施設のみ
敷地面積:1768.15㎡
改修設計:竹中工務店
施工:北信土建
主な施設:
・ホテル「BYAKU Narai(ビャクナライ)」
・レストラン「嵓 kura(クラ)」
・バー「TASTING BAR suginomori(テイスティングバースギノモリ)」
・温浴施設「山泉 SAN-SEN(サンセン)」
・酒蔵「suginomori brewery(スギノモリブリュワリー)」
「上原屋」
所在地:長野県塩尻市奈良井607
オープン:8月4日(水) *一部施設のみ
敷地面積:260.1㎡
改修設計:ツバメアーキテクツ一級建築士事務所
施工:野田建設
主な施設:
・ホテル「BYAKU Narai」
・ギャラリー「hoihoi(ホイホイ)」