建築家・元木大輔が率いるデザインスタジオDDAA LABが、「元木大輔 / DDAA LAB Hackability of the Stool」展を開催する。
「Hackability of the Stool」(スツールの改変可能性)は、スツールの最大公約数なデザインの過程で削ぎ落とされてしまった、多様で、ニッチで、ささやかな機能をスツールに新しく付加していくプロジェクト。このプロジェクトは、モダニズムや大量生産品をベースにそれらのメリットをキープし、多品種小ロットで、少しだけ便利で多様なプロダクトをシンプルに作るためのリサーチとアイデアの集大成だという。
2020年6月には、アルヴァ・アアルトが1933年にデザインした名作アルテックのStool 60と、その模造品として世の中に出回るさまざまなスツールをユニークに改変した100パターンのアイデアをインスタグラム(#hackabilityofthestool)でオンラインエキシビジョンとして先行公開した。
今回の展示では、その100脚すべてをアルテックのStool 60を用いて制作し、中国・杭州に続き、京都市京セラ美術館で展示される。
これに伴ない、元木大輔の新著「Hackability of the Stool スツールの改変可能性」(建築の建築刊)が販売される。
「元木大輔/DDAA LAB Hackability of the Stool」展
会期:2022年3月15日(火)〜20日(日)
会期時間:10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)
会場:京都市京セラ美術館 光の広間/京都市左京区岡崎円勝寺町 124
入場:無料
主催:DDAA LAB https://www.dskmtg.com/index.html?select=ddaalab
協力:Artek
著書「Hackability of the Stool スツールの改変可能性」
発売:2022年2月21日(月)
問い合わせ:建築の建築
https://house-of-architecture.shop/items/6156aaee603feb584f42b6b6