JR東日本は、現在推進している品川開発プロジェクト(第1期)「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」の概要を発表した。
この大規模プロジェクトは、複合棟Ⅰ(North、South)、複合棟Ⅱ、文化創造棟、住宅棟の4棟から構成され、東京国際空港(羽田空港)へのアクセスの良さを活かしたまちづくりを目指し「Global Gateway」というコンセプトを掲げている。
「文化創造棟」の外装デザインアーキテクトには、建築家の隈研吾氏を起用。緑と木で形成したスパイラルによって建物全体で日本の四季を表現した施設となっており、展示施設やホールなど、次世代に向けた文化育成・交流・発信の拠点を目指す。
文化創造棟の運営準備組織として「一般財団法人 JR東日本文化創造財団」を設立、準備室長には、ニューヨーク近代美術館文化庁在外研修員や日本科学未来館のキュレーターなどで活動した内田まほろ氏が就任、100年先の文化をつなぐまちづくりを目指すという。
また、首都圏初となるラグジュアリーホテルブランド「JWマリオット」(マリオット・インターナショナル)の進出も決定、インテリアはヤブ・プッシェルバーグが手掛ける。
「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」
建物仮称/区域名称/開業時期:
複合棟Ⅰ(North、South)/4街区/2024年度末
複合棟Ⅱ/3街区/2025年度中
文化創造棟/2街区/ 〃
住宅棟/1街区/ 〃
〈複合棟Ⅰ/4街区〉
敷地面積:3万8281.26㎡
延床面積:46万177.37㎡
階数:North/地下3階地上29階、South/地下3階地上30階
施設:オフィス、ホテル、商業、コンベンション、カンファレンス、子育支援施設、ビジネス支援施設、駐車場等
設計:品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体
デザイナー:外装デザインアーキテクト・エントランス内装デザイン/ピカード・チルトン
ホテル内装デザイナー/ヤブ・プッシェルバーグ
施工:大林組
〈複合棟II/3街区〉
敷地面積:1万4996.38㎡
延床面積:20万8164.26㎡
階数:地下5階地上31階
施設:オフィス、商業、フィットネス、クリニック、子育支援施設、エネルギーセンター(地域冷暖房)、駐車場等
設計:品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体
施工:大林組
〈文化創造棟/2街区〉
敷地面積:7977.31㎡
延床面積:2万8952.55㎡
階数:地下3階地上6階
施設:展示場、ホール、飲食施設、駐車場等
設計:品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体
デザイナー:外装デザインアーキテクト/隈研吾建築都市設計事務所
〈住宅棟/1街区〉
敷地面積:1万2705.97㎡
延床面積:14万8294.34㎡
階数:地下2階地上44階
施設:住宅、インターナショナルスクール、商業、駐車場等
設計:品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体
デザイナー:住宅部分内装デザイナー/HBA(ハーシュ・べドナー・アソシエイツ)
施工:フジタ
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