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エシカルなグランピング施設「NEMU フォレストヴィラ」

船場(東京・港区)は、 三井不動産および伊勢志摩リゾートマネジメントが伊勢志摩国立公園のNEMU RESORT内に4月21日オープンした宿泊施設「NEMU フォレストヴィラ」において、 同社が推進するエシカルデザインに取り組み、 人・地域・自然環境に配慮した設計・施工を手掛けた。
同社は2022年より「未来にやさしい空間を」を企業のミッションに掲げてエシカル活動に力を入れており、本案件を推進したエシカルデザイン本部「ZERO Division」は、未来の環境へ配慮した新規事業に力を入れているという。
約1万㎡の雄大な敷地に8棟を贅沢に配置した「NEMU フォレストヴィラ」は、建築構造にコンテナを利用したニュータイプのグランピング施設。コンテナは、移設や再利用・増改築がしやすいため、将来的なリニューアル等の際にも廃棄物の抑制が可能で、工場生産品のため現場工事で発生する廃棄物の削減ができるという。
敷地は、既存地盤の切り盛りのみで地形の起伏を表現し、新しい土の購入や残土の処分を回避。また、既存の土地には樹木が存在しなかったため、樹高3m以上の高木から低木まで計781本の植栽を実施。その他、地被や芝生などを植栽し、土地の生態系保全を行った。
加えて、再利用可能で廃棄時にも有害物質を出さない天然木材をデッキテラスに採用し、壁面と天井は卵の殻をリユースしたクロスを使用した。ベッド背面にはシルクやセルロース繊維などの天然繊維から成る揮発性有機化合物フリーの左官材を選定。一部ファブリックは原料の30%が植物由来の人工レザーを採用し、石油由来材の使用を1㎡あたり0.66リットル削減するなど、さまざまなエシカルマテリアルを採用したという。

「NEMU フォレストヴィラ」
所在地:三重県志摩市浜島町迫子2692-3(伊勢志摩国立公園内)
https://www.nemuresort.com/forest-villa/

船場:https://www.semba1008.co.jp/

 

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