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2024年春国立駅南口に木造商業ビルが開業予定

JR東日本グループのJR中央線コミュニティデザインは、国立駅南口(東京都国立市)に建設する、4階建ての木造商業施設「(仮称)nonowa(ノノワ)国立SOUTH」の実施設計に着手した。
建物の構造部等へ積極的に木材を使用して、二酸化炭素の固定化や森林資源の循環利用促進に寄与するのが目的で、持続可能を意味する「サステナブル」をキーワードに、2024年春の開業を目指している。
商業施設で4階建ての中層建築物は、用途上必要になる耐火性能の基準が厳しく、構造体に木材を用いるのは難易度が高いが、景観やまちづくりの取り組みにおいて「社会的課題に取り組むことを建築コンセプトにした木造の商業ビル」を実現するという考えに至ったという。現在の計画では、耐火構造材(柱や大梁など)に積極的に木材を使用。約150トンの二酸化炭素が固定化できると試算している。この量は広さ1ヘクタールのスギの人工林が吸収する二酸化炭素量の17年分に相当する。
同施設は、国立駅南口の敷地約840㎡に建築する。木造一部鉄骨4階建て、延床面積は約2,500㎡で、店舗が入居する。実施設計は大林組が担当し2024年3月に竣工・開業予定。

 

「(仮称)nonowa国立SOUTH」
計画地:東京都国立市中1-1-52
敷地面積:約840㎡(既存nonowa国立WEST除く)
延床面積:約2500㎡(既存nonowa国立WEST除く)
階数:地上4階建て
構造:木造 一部鉄骨造
開業:2024年3月(予定)

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