浮遊感と未来的イメージをアルミニウムウォールで表現
空中を浮遊する衣服。空間を突き抜ける帯状のアルミニウムウォール。未来的なイメージを表現したこの空間は、「イッセイミヤケ」の革新的な服作りとフィロソフィーを表している。まるで衣服が空中に浮遊するように、帯状にはりめぐらされたアルミニウムウォールが空間を突き抜けるようなデザイン。環境に配慮されたリサイクルアルミニウムを特殊な製造技術で成形することによりデザインされたこの空間は、ミニマムでありながらも造形的で未来を感じさせる空間を生み出している。(吉岡徳仁)
「ISSEY MIYAKE GINZA / 442」
所在地:東京都中央区銀座4-4-2
オープン:2023年2月3日
設計:吉岡徳仁デザイン事務所 吉岡徳仁
床面積:約450㎡
Photo:Masaya Yoshimura(Copist)
吉岡徳仁/吉岡徳仁デザイン事務所
デザイナー。アーティスト。1967年生まれ。倉俣史朗、三宅一生のもとでデザインを学び、2000年吉岡徳仁デザイン事務所を設立。デザインや建築、現代美術の領域において活動。代表作には、東京2020オリンピックの桜の聖火リレートーチなどがある。国際的なアワードを多数受賞し、作品はニューヨーク近代美術館やフランス国立近代美術館など、世界の主要美術館に永久所蔵されている。 アメリカNewsweek誌による「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれている。