インプレスグループでデザイン分野のメディア事業を手がける出版社のエムディエヌコーポレーション(MdN)は、4月8日に『MdNデザイナーズファイル2023』発売記念のトークイベントを開催する。
同書籍は、グラフィックデザインの“いま”の表現、“つぎ”の潮流がわかる最新のデザイン年鑑として創刊から21年目を迎える。2023年度版では、広告、シンボル&ロゴタイプ、装丁、エディトリアル、パッケージ、グッズ、Web、UIの8ジャンルで活躍するトップクリエイター&次世代を担う若手デザイナーなどを255組厳選し、最新ポートフォリオとプロフィールを掲載。今年のMdNデザイナーズファイルのカバーデザインは、「平面と立体が混ざり合いながら、様々な領域を越える」というテーマを掲げている。装丁は、グラフィックデザイン、プロダクト、サイン計画などを手がけるKANAISASAKI(金井あき氏・佐々木拓氏)が担当。トークイベントでは、金井氏、佐々木氏に加えて、二人のアートディレクターの先達といえる、KIGIの植原亮輔氏をゲストに迎える。植原氏は、職人とコラボレーションしたプロダクトブランドの立ち上げや、ギャラリーを兼ねたショップ(http://ofs.tokyo/)の共同運営など、デザインのジャンルのみならず、既存の組織体の枠組みをも越えた活動を行なっており、対談を通して領域を横断して活躍する醍醐味や難しさを語ってもらうという。テクノロジーの進化や社会の変容とともに、グラフィックデザインの領域は広がりつつある。印刷媒体だけにとどまらず、映像、Web、プロダクトなど、平面と立体の境界を自由に行き来するようなあり方は、これからのデザイナーの理想形の一つかもしれない。
『MdNデザイナーズファイル2023』発売記念トークイベント
「グラフィックデザインから、その先へ。――平面と立体の境界を越えて」
開催日時:2023年4月8日(土)13:00~14:30(開場12:30)
会場:青山ブックセンター本店 大教室
登壇者:金井あき・佐々木拓(KANAISASAKI)×植原亮輔(KIGI)
定員:70名
参加費:1,540円(税込)
参加・申込方法:
青山ブックセンター Webサイト
https://aoyamabc.jp/collections/event/products/mdndesignersfile2023