複合商業施設「立川髙島屋S.C.」が、全館専門店となって2023年11月にリニューアルオープンを予定している。同施設は、1970年6月に「立川髙島屋」として開業し、移転・増床・リフレッシュオープンを経てきた。今回のリニューアルでは立川駅北口エリアの周辺開発による環境変化に対応し、買物だけでなく、より地域の生活に根付いた「暮らしの場」として、地域社会との共生・地域の活性化に繋げていくという。
リニューアルコンセプトは「“立川暮らし”の場」。地域の顧客の生活必需品ニーズに応える専門店と共に、体験型施設やイベント、趣味嗜好の集いの場など、さまざまな新規コンテンツを導入。毎日の生活に欠かせないリアルな場としての価値を創出することで、地域住民とっての“暮らしの場”となるショッピングセンターを目指す。
リニューアルするフロアは、地下1階、1階、3階、10階(屋上)。1階はモノレール下の「サンサンロード」に面する西側の入口を改装し、シーティングスペースやイベントスペースを新設。誰でも利用可能な滞在空間を作ることで、サンサンロードの賑わいをさらに盛り上げ、立川駅北口エリアの街づくりへの貢献を推進する。
地下1階、1階、3階の各フロアは、新たな専門店を導入し、生活必需品や日々の暮らしを支える商品やサービスおよび、多世代かつファミリーで楽しめる体験型施設などを展開。地下1階にはスーパーマーケット「オーケー 立川髙島屋 S.C.店」 がオープン。立川駅前では最大級となる約507坪の売り場面積となる。
10階(屋上)には、貸し農園「シェア畑garden立川髙島屋S.C.店」を中心としたコミュニティゾーンを新設。利用者専用の区画で特製大型プランターを利用して野菜づくりができる。農園には栽培に必要な道具などを完備しているため“手ぶら”で来園ができるほか、“菜園アドバイザー”の指導により、初心者でも年間を通して10〜15種類の野菜づくりを気軽に楽しめる。また、花やハーブを施設内で楽しめるスペースも設け、年に数回、作物を使ったワークショップを開催。広場では各種イベントを企画し、地域コミュニティの場として活用していく。
立川髙島屋S.C.
実施:東神開発株式会社(株式会社髙島屋の連結子会社)
リニューアルオープン:2023年11月予定
所在地:東京都立川市曙町2-39-3
店舗面積:32,400㎡
店舗数:52店舗(2023年6月29日時点)
駐車台数:202台(立川髙島屋 S.C.地下駐車場)