DOS ESCENAS

スペインバルの空気感を多彩な仕上げで表現

モダン・スパニッシュなレストラン&バーラウンジ「DOS ESCENAS」。レストラン側は、壁天井を土で仕上げ、そこに硬質な金属や荒々しい木、モルタルなどを取り込みながら、モダンな料理と相性の良いシンプルなデザインの空間となっている。バー側は、ピンチョスやタパスといった小皿メニューをつまみつつ酒を飲む空間で、空間全体を落書きの絵で埋め尽くして、レストランとは大きく異なる印象を生み出している。また、店内奥には、カーテンで仕切られたラウンジを設け、3つの空間が様々なシーンで使われることを想定している。(増田太史/マスタード

 

「DOS ESCENAS」
所在地:東京都港区赤坂1-12-32 赤坂アークヒルズ・アーク森ビル2階
オープン:2023年3月31日
設計:マスタード 増田太史 都築祐太
床面積:165㎡
客席数:84席
Photo:ナカサ&パートナーズ

【内外装仕様データ】
床:散布型仕上げ材(カラークリート/ABC商会) 一部モルタル仕上げ
壁:レストラン/特殊塗装仕上げ バー/落書きペインティング(マスタードINCROCCE) ラウンジ/レザー調カーテン(ニート) 柱/LGS積層仕上げ
天井:特殊塗装仕上げ
その他:バー/吊りディスプレイ(INCROCCE


増田太史/マスタード
1981年生まれ。2004年大阪芸術大学卒業。2004年〜株式会社船場、2013年〜株式会社エイジを経て、2016年マスタード株式会社設立。主に、都市部での飲食店を多く手掛ける一方、インドネシアの長期滞在型ホテルや物流倉庫会社の社員食堂を手がけるなど活動の幅を広げている。

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