ガーデンレストラン徳川園 葵の間・徳川園ショップ葵

庭園の動線と景観を緩やかにつなげる空間

池泉回遊式の日本庭園「徳川園」にある「ガーデンレストラン徳川園」において、以前はお土産ショップだった場所を、打ち合わせや小イベント会場として利用できるスペースと売店へ改装した計画。元は徳川園へ入るチケット売り場の手前にある施設で、チケット売り場を隠すような場所にあり、庭園への動線を分節していたため、この改装では店舗が徳川園への動線を切らないように開けた空間になるようにデザインした。また、チケット売り場に集まった人々が小休憩をとれるように、売店のガラス下部より突き出した腰壁はベンチとして使用できるように製作し、来園者が売店前で楽しそうに待ってもらえる姿を生み出しながら、庭園とのつながりを持たせている。「葵の間」は、庭園側の壁を解体し庭園が見えるように改装したことにより、空間が開け、庭園と葵の間がつながり、ガーデンレストラン徳川園内でもより素敵な空間へと生まれ変わった。(中川健司/中川デザイン事務所

 

「ガーデンレストラン徳川園 葵の間・徳川園ショップ葵」
所在地:名古屋市東区徳川町1001
オープン:2022年7月1日
設計:中川デザイン事務所 中川健司 長屋祈里
床面積:94㎡
客席数:39席(葵の間のみ)
Photo:石橋マサヒロ

【内外装仕様データ】
床:墨モルタル金ゴテCU
壁:AEP塗装 不燃突板特殊塗装貼(安多化粧合板) 外部特殊左官工事(沙目研ぎ出し艶なし配合色/TOURU)
天井:AEP塗装 船底天井不燃突板貼(ティンバークルー
その他:イス、テーブル(MAKE AND SEE) 什器(オリジナル


中川健司/中川デザイン事務所
1975年、愛知県名古屋市出身。1997年、有限会社神谷デザイン事務所 入社。2002年、東京支社デザイン部 部長に就任。2005年、中川デザイン事務所 設立。

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