TOPPANとデザイナーが建材の可能性を探る「マテリアルトライアル」ウェブサイトが公開

2024年3月、TOPPANが、様々なジャンルで活躍するデザイナーと共に新たな建材の可能性を探るプロジェクト「マテリアルトライアル」のウェブサイトが公開された。このプロジェクトは、60年以上にわたり家具や建具、床等の化粧シートをはじめとする建装材を提供してきた同社の技術や製品を、デザイナーの視点で再解釈し提案していくものだ。
同プロジェクトの第1回では、鬼木孝一郎氏（鬼木デザインスタジオ）、小川裕之氏（HOAP）、シミズダニヤスノブ氏（pole-pole）と協働したプロトタイプ作品が発表された。鬼木氏によるポリエステル繊維製の三軸織物を成形したユニットパーツや、小川氏による使用済み紙おむつを再生した樹脂シートのブース、シミズダニ氏の織物の構造やプリントにより複雑な表情を生み出すパーティションなど、TOPPANの素材とデザイナーの出会いが、空間に新しい価値や魅力を生み出す可能性を感じさせる。これらの作品は昨年11月のBAMBOO EXPO 20の特別企画ブースで展示され、現在はTOPPANの秋葉原ショールーム「FOREST」に展示されている。
ウェブサイトは順次アップデートされていく予定で、2024年11月頃には第2回のプロトタイプ発表を予定している。