株式会社大林組、京浜急行電鉄株式会社、日鉄興和不動産株式会社、ヤマハ株式会社、みなとみらい53EAST合同会社の5社が共同開発した、大規模複合施設「横浜シンフォステージ（YOKOHAMA SYMPHOSTAGE®）」が2024年3月31日に竣工した。同施設は、みなとみらい21中央地区に立地し、横浜駅方面からのペデストリアンデッキを街区内に開通。みなとみらい駅方面への歩行者ネットワークを形成し、エリアの回遊性向上、活性化に貢献する。
施設は、ウエストタワー、イーストタワーの2棟で構成され、総延床面積約 18万㎡を超えるフロアにオフィス、ホテル、店舗が入る。2024年5月9日には、低層部商業ゾーンとオープンイノベーションオフィス「chilink WORKSITE MINATOMIRAI」が開業。6月初旬にヤマハの体験型「ブランドショップ」、6月24日に「京急EXホテル みなとみらい横浜」が順次オープン予定。
ウエストタワーは、基準階専有面積約3,360㎡を有するオフィスを主な用途とし、高層部は「京急EXホテル みなとみらい横浜」、低層部はヤマハの体験型「ブランドショップ」や店舗で構成される多機能交流拠点となる。イーストタワーは、基準階専有面積約2,820㎡。さまざまな企業が本社や研究開発拠点として利用することを想定したオフィスを主な用途とし、低層部にはオープンイノベーションスペースや店舗を備える。
イーストタワー3階のオープンイノベーションオフィス「chilink WORKSITE MINATOMIRAI」は、ソーシャルコワーキング®事業を全国で展開する株式会社 ATOMica（アトミカ）が施設の運営パートナーとして参画。フリーアドレス席91席に加え、会議室や電話ブース、WEB会議専用ブースを設けるなど多様な働き方をサポート。シェアオフィスでは家具完備の個室をさまざまな広さで13室用意する。
ウエストタワー2階のアトリウムには、建設時の作業音などの音源をもとに制作されたパブリックアートを、コモンスペースには、大林組の建設用3Dプリンター技術と環境配慮技術で造る、鯨の動きをモチーフにした流線型のベンチを設置する。
今後は周辺施設との連携を図りながら、集まる人々に刺激や出会いを提供し、多様化するライフスタイルや利用者のウェルビーイングを支え、“みらい”を広げる新たなランドマークとして、みなとみらい21中央地区の価値のさらなる向上を目指す。

「横浜シンフォステージ」
所在地：横浜市西区みなとみらい5-1-2
事業者：株式会社大林組、京浜急行電鉄株式会社、日鉄興和不動産株式会社、ヤマハ株式会社、みなとみらい53EAST合同会社
敷地面積：20,620.58㎡
延床面積：182,937.70㎡
設計施工者：株式会社大林組
工期：2021年4月～2024年3月末

ウエストタワー
高さ：約158m
階数：地上30階、塔屋2階、地下1階
フロア構成：ホテル、オフィス、店舗、駐車場、オープンアトリウム、地下ピット

イーストタワー
高さ：約90m
階数：地上30階、塔屋2階、地下1階
フロア構成：屋上テラス、オフィス、店舗、オープンイノベーションスペース、オープンアトリウム、機械式駐車場、地下ピット

横浜シンフォステージ公式WEBサイト
https://www.yokohama-symphostage.com