建築雑誌の編集部員を経て独立した写真家、宮本隆司氏の写真展「九龍城砦 Kowloon Walled City」が、5月20日（金）より東京・港南のキヤノンギャラリーSで開催される。会場では、かつて香港の九龍地区にあった高層スラム、九龍城砦を撮影した写真約50点を展示。無法地帯、迷宮と呼ばれ、4万人が息をひそめて棲んだ巨大コンクリートスラム、九龍城砦の姿を今に伝える貴重な展示となっている。また、7月2日（土）にはSF評論家の巽 孝之氏とのトークイベントも開催。撮影時などのエピソードなども紹介しながら、映画、劇画、SF、ゲーム等、様々な表現領域に刺激を与えた九龍城砦の魅力の謎に迫る。

九龍城砦 Kowloon Walled City
会期：2016年5月20日（金）～7月4日（月）
時間：10:00～17:30
休館：日曜・祝日
会場：キヤノンギャラリー S（東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー1階）
入場料：無料

トークイベント
日時：7月2日（土）13:30～15:00
会場：キヤノン S タワー3階 キヤノンホール S
ゲスト：巽 孝之氏（慶応義塾大学文学部教授、SF評論家）
テーマ：「世界文学における九龍城砦」
定員：300名（先着順／参加無料）
申込：https://forum1.canon.jp/public/seminar/view/594

キャノンギャラリー
http://cweb.canon.jp/gallery/