大量廃棄される運搬用パレットを…

海外からの製品輸入に使われている運搬用のパレットは、年間で数千万枚廃棄されている。エスコット株式会社が運営している「PALLET DEPO」は、この廃パレットを買取り、再生して、什器としてレンタル・販売し、木材資源の有効化を広げていこうというパレットリユースプロジェクト。加工の自由度や耐久性だけではなく、組み合わせることで様々な形状やサイズ展開ができるブロック型什器として活用され、イベントや展示会、店舗ディスプレイとしてニーズが高まっている。

 

 

PALLET DEPO
エスコット株式会社
https://palletdepo.net

 

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卵の殻を原料にリアルな土の質感…

田島ルーフィングが販売しているコンポジションタイル「ツチナギ」は、既存の原材料を卵の殻に置き換えた、環境負荷低減に寄与するバイオマス製品。タイル1枚あたり約25個分の卵の殻が含まれ、あえて粒の大きい卵の殻を採用することで、リアルな土の風合いを表現している。土の色合いをイメージしたブラウン系のベースカラー4種を展開している。

 

 

ツチナギ
https://tajima.jp/flooring/tsuchinagi/index.html

田島ルーフィング
https://tajima.jp

 

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食品廃棄物の“ゴミ”から感動を…

写真:fabula Inc.

写真:fabula Inc.

写真:fabula Inc.

写真:fabula Inc.

写真:fabula Inc.

ジョイント:パスタ 設計者:藤貴彰、稲毛洋也、Kang De Yuan(三菱地所設計) 写真:Yuta Sawamura

茶室:ベネチ庵 設計者:藤貴彰、稲毛洋也、Kang De Yuan(三菱地所設計) 写真:Yuta Sawamura

平椀:カカオハスク 設計者:藤貴彰、稲毛洋也、Kang De Yuan(三菱地所設計) 写真:Yuta Sawamura

東京大学発ベンチャーのfabula(ファーブラ)は、規格外の野菜や加工時に出る端材など、さまざまな食品廃棄物から新素材を作る技術(特許申請中)で、「あらゆるゴミの価値化」を目指している。同社が製造する新素材は、⾷品廃棄物を乾燥させ、粉末状にし、その粉末を⾦型に入れて熱圧縮しているため、金型次第で⼩物から家具、建築材料など、さまざまな製品にすることが可能。また、素材の乾燥⽅法や粉末の粒度、成型時の温度によって、無数の⾊やテクスチャー、⾹りなどの特徴を⽣み出すことができ、複数の材料を混ぜ合わせたり、作った素材を再成型して作り直すこともできる。

 

 

fabula
https://fabulajp.com

 

 

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フードロスの問題解決を目指した…

マナトレーディングは、オリジナルコレクションの「OMBRÉ(オンブレ)」を展開している。その中に収録されている「ESSENTIALS(エッセンシャルズ)」シリーズの「ブリーゼ」は、オーガニックコットン100%で構成され、スモーキーなパステルカラーには、食品会社や農園の製造過程でうまれる廃棄予定の野菜や果物を再活用したものや規格外で商品として出荷できないブルーベリー、石臼で挽いた後ふるいに掛けて残った抹茶、ドリップコーヒーの出涸らし、廃棄予定の桜の塩漬けなどから抽出された染料が使用されている。

 

 

ブリーゼ
https://interiorlibrary.manas.co.jp/products?scroll_top=&OriginalCategoryID=1%2C2%2C3%2C4&search_sort=&search_word=ブリーゼ

マナトレーディング
https://manas.co.jp

 

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廃棄される竹割り箸をアップサイ…

木製の割り箸が紙製品などに再利用されている一方で、年間約43億膳が輸入されている竹割り箸は、繊維が強いため再利用されずに廃棄されている。TerrUP(テラップ)は、この飲食店やホテルで廃棄されている竹割り箸を再活用した家具を、オーダーメイドで制作・販売している。同ブランドのテーブルシリーズは、割り箸の模様を活かしながら、滑らかな触り心地に仕上げた天板に加え、選べる特注のアイアン脚も特徴。

 

 

 

TerrUP(テラップ)
https://terrup.jp

 

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足場板を再活用する造船業発アッ…

造船会社、建築会社、PR会社の異業種3社で運営する「瀬戸内造船家具」は、愛媛県今治市の地場産業である造船業発のアップサイクルブランド。同社が製造・販売する家具は、これまで市場にあまり流通せず、焼却処分されてきた造船所の足場板(国産の杉板)を再活用している。板の厚みが50mmあり、古材独特の風合いと重厚感があるのが特長。

 

瀬戸内造船家具
https://setouchi-upcycle.jp

 

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南九州・シラス台地の砂の特性を…

約3万年前に、南九州の姶良カンデラの噴火によって発生した巨大火砕流が堆積し形成された、最大150mもの厚さで積み重なっているシラス台地。リリカラ株式会社は、この南九州の厄介ものであるシラス台地の“シラス”の特性を活かした壁紙「シラスクロス」を販売している。シラスは、非晶質の割合が60~80%占める特異な性質をもった“マグマセラミック”で、消臭・分解・抗菌・イオン化などの優れた機能を発揮する。さらに、壁紙を作る工程も人間の手を使うローテク製法にこだわり、エネルギー消費や地球環境への負荷が少ないのも特徴。本製品は、JCD「PRODUCT OF THE YEAR 2023」のサステナブル・プロダクト賞に入賞している。
シラス製造元:高千穂シラス株式会社

 

 

シラスクロス
https://www.lilycolor.co.jp/interior/lilycolornote/240130.html

リリカラ株式会社
https://www.lilycolor.co.jp

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廃棄楽器をインテリア製品へアッ…

島村楽器は、顧客からの廃棄楽器や耐用年数を過ぎた部品、また小・中・高等学校などからの依頼により引き取った廃棄楽器を集め、これらを素材としたインテリア製品を制作・販売している。売上から販売諸経費を除いた利益の全額は、寄付金や楽器購入資金にあてられ、国内外を問わず楽器演奏の機会を得にくい子どもたちへの寄贈を目的としている。本プロジェクトで使用される廃棄楽器は、新品同様にキレイにするのではなく、多少のキズや汚れ、経年によるくすみなどは「長年使い込まれたことによる証し」として残し、ウォールシェルフやミラー、サイドテーブル、スタンドライトなどのインテリア製品へアップサイクルしている。

 

 

 

楽器アップサイクルプロジェクト
https://www.shimamura.co.jp/p/csr/upcycleproject/index.html

島村楽器株式会社
https://www.shimamura.co.jp

 

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広島平和記念公園の“千羽鶴”を…

世界中から広島平和記念公園へ捧げられ、年々増加していく「千羽鶴」を、どのように活かすかは広島市にとって課題の一つだ。丸栄株式会社は、広島市から正式に提供された平和記念公園の折り鶴を紙吹雪状にし、カキ殻粉末(広島県産)と練り合わせた平和への思いが伝わる壁面仕上げ材「貝適空間Hiroshima折り鶴」を製造・販売している。同素材は、カキ殻のソフトな白色と折り鶴のカラフルな色合いで壁を仕上げることができるのが特徴。また、カキ殻の多孔質構造により、調湿・清浄効果が優れ、部屋を心地よく過ごせる快(貝)適空間にする。

 

 

丸栄株式会社
貝適空間
https://kaitekikukan.hiroshima-maruei.com

 

 

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水使用量を大幅削減した染色方法…

輸入ファブリックを販売しているナショナルインテリアは、環境に配慮したSD(ソリューションダイ)を採用したカーペット「OCEAN SD」を販売している。ソリューションダイは、原料段階から染色することで最大60%の水の使用量が節約でき、CO2の排出量、エネルギー消費を削減できる染色方法。また、染色堅牢度が高いため、色褪せがしにくく、汚れが入り込みにくいのも特長。同社では、OCEAN SD含め、本工程を採用したSDシリーズを9アイテム展開している。

 

 

OCEAN SD
https://www.nt-interior.com/products/search/

ナショナルインテリア
https://www.nt-interior.com

 

 

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自然の土からできた内装材「ソイ…

土の素材を生かし、塗装や左官の施工を手がけているKS AG。同社が販売・施工している、ドイツで生まれた「ソイルペイントHiLaRi」は、土と石灰をブレンドしたサスティナブルな水性塗料。土ならではの柔らかみのあるマットな質感に加え、簡単に塗布することができ、吸放湿性、脱臭性に優れているのも特徴。185種類のカラーラインナップと豊富な仕上げパターンを展開している。また、左官材「ソイル左官」は、同社の“建築業界にも地産地消”という方針から、建築物の土地や周辺の土を原料にしたもの。左官職人の技を組み合わせ、土壁や床、什器の材料などへの活用が可能。

 

KS AG
ソイルペイントHiLaRi
ソイル左官
https://www.hilari.co.jp/

 

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魚の革をアップサイクルしたエコ…

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

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「tototo(魚々と)」は、鮮魚店から廃棄される皮になめし加工を施した「フィッシュレザー」を制作するブランド。本製品を使用したランプシェードは、魚が群泳する様子をイメージした球状のデザインで、レザーを作る過程において、光を透過し、鱗の質感がより際立つよう、半透明になる処理を施している。同社では、ブリ、マダイ、スズキ、サケの4種類のレザーを展開しており、それぞれ異なる鱗模様と手触りが楽しめる。

 

 

フィッシュレザー
tototo
https://www.tototoleather.com

 

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