土の素材を生かし、塗装や左官の施工を手がけているKS AG。同社が販売・施工している、ドイツで生まれた「ソイルペイントHiLaRi」は、土と石灰をブレンドしたサスティナブルな水性塗料。土ならではの柔らかみのあるマットな質感に加え、簡単に塗布することができ、吸放湿性、脱臭性に優れているのも特徴。185種類のカラーラインナップと豊富な仕上げパターンを展開している。また、左官材「ソイル左官」は、同社の“建築業界にも地産地消”という方針から、建築物の土地や周辺の土を原料にしたもの。左官職人の技を組み合わせ、土壁や床、什器の材料などへの活用が可能。
KS AG
ソイルペイントHiLaRi
ソイル左官
https://www.hilari.co.jp/





「tototo(魚々と)」は、鮮魚店から廃棄される皮になめし加工を施した「フィッシュレザー」を制作するブランド。本製品を使用したランプシェードは、魚が群泳する様子をイメージした球状のデザインで、レザーを作る過程において、光を透過し、鱗の質感がより際立つよう、半透明になる処理を施している。同社では、ブリ、マダイ、スズキ、サケの4種類のレザーを展開しており、それぞれ異なる鱗模様と手触りが楽しめる。



マテリアルワールドが販売している「テキサスロックンウォール」は、電柱や家屋の解体材、伐採現場に長期放置されていた材など、100%チーク(インドネシア)の古材を再利用した“捨てないデザイン”から生まれた壁仕上げ材。古材独特の自然な風合いと荒々しい凹凸感が特徴で、縦使い、横使い、斜め使いと自由に貼り付けができる。軽く、切断も容易にでき、裏側メッシュシートで継目が目立たない構成となっている。ピースの高さは4cmのラージ、2cmのスモールの2種類を展開している。
スガツネ工業が販売しているd line社製ハードウェア「ペブル」シリーズは、使用するステンレス鋼の約7割がリサイクル材で構成された金物。鋼材の採掘量や廃棄量の削減に貢献しているサスティナブルな製品であり、世界的に著名な建築家集団BIG(ビャルケ・インゲルス・グループ)が開発・設計に参画している。川原の小石(Pebble)のように丸みのあるフォルムで、時代や流行りに左右されないデザインのため、オフィス・店舗・ホテル・レストラン・住宅など、あらゆる用途で使用可能。また、滑らかな触り心地を始め、高品質な仕上げも特長。

GREEN FLAGが製造販売する再生繊維フェルト(Rebornfiber™)の「シート材」および「ボード材」は、古着や在庫衣料、ハギレなどの繊維製品を主原料にマテリアルリサイクルした繊維100%の新しい素材。シートタイプは、薄型で生地のように裁断や縫製を行うことができ、ボードタイプは、硬質で木材と同様の二次加工が可能。また、同製品の原料には単一の繊維だけでなく混紡繊維も投入可能なため、高いリサイクル率が実現でき、オリジナル原料での制作もできる。同社では、岡山県内のデニム工場から排出された繊維くずを中心とした規格材と、国内に輸入されたコーヒー豆の輸入袋を原料にした規格材の2種類を展開している。





株式会社TIME&GARDENが運営するMATERIAL WORLDでは、日々大量に廃棄されている「コーヒーかす」を主原料にした二丁掛サイズのスライスブリック「ジャマイカンクラシック」を販売している。同製品は、本物のコーヒーの香りが漂うアップサイクルな建材であり、アロマによるリラックス効果や消臭効果も期待できる。1㎡分のブリックには、470杯分のコーヒーかすが含まれ、ブリックに成形するための接着剤は野菜から抽出される成分を使用するなど、化学物質を含まない100%オーガニック原料で構成されている。さらに、製造時に発生するCO2も1㎡分で約1.8kgの削減を可能にしている。













ペットボトルやプラスチック容器は、ポイ捨てや不適切な処分によって海洋プラスチックごみとなっている現状から、キレイな海を守ることを目指して生まれた、国内廃ペットボトル100%リサイクル糸使用のカーテン「エシカ」。同ブランドのこだわりとして日本国内の廃ペットボトルにこだわった。理由として日本における、家庭でペットボトルを洗浄して資源に出す習慣や、国内品の圧倒的な透明度、そして国内のリサイクル工場の高い選別・洗浄技術を背景とした、再利用しやすくキレイな状態を活かしたカーテン開発を目指している。製品は、一般的な1窓分、H2000×W2000のカーテンで、約160~200本分のペットボトルをリサイクルできる見込みがある。また、環境省が推奨するグリーン購入法適合商品であり、エコマーク認定品のため、小・中学校などの教育施設や、公共施設などにも導入しやすいカーテンとなっている。






