Terrace Dining TANGO
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東京タワーの真正面という特別なロケーション、奇しくも同ビルが東京タワー開業年と同時期に竣工していることなどから、時代を遡ってある架空のストーリーを設定しました。『東京タワー完成の翌年、1959年にホテル TANGO はオープンした。そのホテルのラウンジは、パリ・モンマルトルのキャバレーさながらの賑わいを見せ、芸術家や俳優、財界人が足繁く通った。その一方で一般の人たちからはほとんど知られることはなかった。その時代を先取る社交場は、時間の経過とともに絶大な支持をうけ、常に界隈の中心的存在であった。しかしオープンから20年後の1979年人気絶頂の中、突然の閉店。30年以上経った今でも TANGO は伝説のホテルとして語り継がれている。そんな栄光とは裏腹に閉店した後も内装は放置され荒れ放題のまま時間だけが過ぎてきた。しかし、2012年奇跡のリニューアルオープンすることが決まる。新しい名前は『TERRACE DINING TANGO 』。インテリアデザインは当時の熱気を再現できるように、可能な限り新しくすることなく、昔の面影を残しながら内装を部分的にやり変える程度にする。タイムマシンで過去に遡ったような空気感。東京タワーの足元で、昭和の熱狂が蘇る。』このストーリーをコンセプトとし、古き良き東京のイメージを取り込んだデザインとしました。（杉山敦彦／THE WHOLEDESIGN）
Terrace Dining TANGO
所在地：東京都港区芝公園3丁目5-4 渋澤ビル 1Fオープン：2012年08月1日
施工：日本国土開発株式会社
床面積：345㎡
Photo：ナカサ＆パートナーズ
- Designer：
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杉山敦彦 THE WHOLEDESIGN INC. ○プロフィールへ