横浜グランドインターコンチネンタルホテル <客室>
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  • 神奈川

オープンしてから20年を経た今、改めてこのホテルの魅力を現代に最適化するため、また、国際的で多様なライフスタイルのゲストの好奇心と共鳴するホテルとなるよう、ゲストルームのデザインを一新するプロジェクト。

部屋全体に敷きつめられたカーペットは、海沿いという環境から想起されたもので、海の深さや浅瀬の波しぶきをデザイン変換したパターン。その上に心地よく浮かぶようなデザインのファニチャーは、ナチュラルカラーのウッドと白を基調としたことで浮遊感を増幅。ヨットの帆のような建物の外観や立地特性と重なるコンテクストをゲストルームにも創出できた。

また、ここ横浜が「海外の玄関口」として開港された頃、シルクの集散地だったことに因み、その肌触りや艶にこだわった上質なファブリック、あるいは横浜捺染という木版技術からインスピレーションを受けデザインしたテキスタイル類が、このコンテンポラリーなデザインをよりローカライズするコンテンツとなっている。(井上愛之/ドイルコレクション)

横浜グランドインターコンチネンタルホテル <客室>

Designer:

井上愛之 ドイルコレクション ○プロフィールへ